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僕が17歳の頃、高校を出たばかりの姉が僕の誕生日に買ってくれたのが革の財布だった。当時2000円くらいのビニール製長財布を使っていた僕にとって革の財布というのは何か大人へのパスポートめいた特別な憧れを抱かせるものだった…わけではない。何か欲しいものがある?と聞かれて何となく捻り出した答えが「革の財布」だっただけで、それだけに姉から本当にプレゼントされたときは嬉しさよりも、申し訳ないという感情が先立った。あとどこかしらの気恥ずかしさも。革製品を身につけるということで大人じみていると思われたいと思われるのではないかという身勝手な被害妄想。
服や装飾品に対しての物欲はそれからも増すことは無く、何となく財布を買うタイミングを失っていただけで結局9年間使うこととなった。小銭を入れる場所に穴が開いてもうどうしようもなくなったので、ついに今日新しい財布を買いに駅前の百貨店に足を運び(長く使うものに関して僕は百貨店の神話性をそれなりに支持し続けている)、財布を買うなんて初めてのことだなと気づく。そうそう頻繁に買い替えるものじゃないので儀式めいた慎重さをもって物色していたけれど途中でどうでもよくなり、色の組み合わせがいいと思ったコードバンの財布を買う。紺色と茶色の組み合わせには弱いのだ。50年位前から。次に買い換えるときはこんな日記なんか絶対に書かない。
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